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好きを更新

ミッキーマウスの憂鬱 / 松岡圭祐

2015/8/15読み終わり。

 

こちらも本屋さんの夏のおすすめで並んでた中からタイトルとぱらっとめくって読んだ冒頭の文章に惹かれて購入。

 

いやーーー後藤くんにはらはらいらいらさせられた!(笑)

こうズケズケいう人、自分がなれないから、羨ましくて苦手。空気読めって思っちゃうし。でもこういう人がいろいろ打ち破っていくんだもんなあ。考えなさすぎなところもあるなとはもちろん思うけど。真面目は損というかつまらないよねってなっちゃう。悪いことは全くないけど飛び抜けることもないよね。うう嫉妬。

でもその特性をどう見るかで長所にも短所にもなりうるのだから。後藤くんは見事長所(?)に持ってってるよなー。魅力的な人物。

 

内部事情は、、なんだか日本の企業の縮図ですよね。。

やっぱりそうなんだなあって思うっちゃう。

 

ディズニーランドの内部事情は信じさせられた!(笑)

私、信じやすいんです。解説を読んで、どこからどこまで取材に基づいた事実なんだろうって気になっちゃった。でも感じたのは、やっぱり夢と希望の国、ディズニーランド。最近行ってないから行きたいなー!

 

ミッキーマウスの憂鬱 (新潮文庫)

ミッキーマウスの憂鬱 (新潮文庫)

 

 

ツナグ / 辻村深月

2015/8/15読み終わり。

 

本屋さんで夏の本の特集がされていて、そこからタイトルと「アイドルの心得」っていう一番最初のセクションのタイトルに惹かれて買った本。アイドルって言葉に弱い。

 

短編で分かれてるなんて思ってなかったから、アイドルのお話は最初の1話のまなんだって思ったけど、どんどん読み進めていけた。楽しかった。決して他意はないけどライトノベルっぽいなあって思った。表紙にキャラクターがいるイメージがすぐにできたから。それだけ魅力的な登場人物たちがいて。あとやっぱりファンタジー性からかな。

最後の解説も興味深かったなあ。死に対してどのように向き合うか。遥か昔から私達が向き合ってきたとても大きなテーマで。しかもここ日本においては母体となるべきこのテーマとの向き合い方がない。無宗教。そこをどう切り込んでいくか。

あと、「自分のために書いてもらったと幸福に勘違いしながら続けてきた読書体験が、今の自分の血肉となっている」という作者の言葉。響いたなあ。

小説ってあまり好きじゃなかったの。自分の思ったことを書いても、バツつけられるし、この文章から読み取れる作者の気持ちを選びなさいには自分の思った選択肢はなかったりするし。正解がないって言いながら正解があるのが受け入れられなかった。でもそうじゃないんだよね、それはそれでいいんだし、正解にはそういう考え方もあるんだっていう知識をつけていくべきところだったってことかなって今は思う。自分が感じたこともたとえ正解じゃなくっても自分の中で何かの糧になる。

 

本編の話を全然できていない(笑)

死んだ人は生きている人のためにいなきゃならないの?って使者が疑問に思ったのに凄く共感した。そこから使者は、やっぱり生きている人のためにいるべきなんだ、生きて残された人のためにいて欲しいと思うまでに至った。

ここが刺さったし、使者も読んでた私も目の前が開けた部分だったなあ。やっぱり生きている人の力が一番強くて、これからの未来を切り開いていくのも生きて残された人で、そうであって欲しいっていう願望が私の中にもあったんだな。

・アイドルの心得

「アイドルって、すごい」。水城サヲリさんかっこよすぎる。

・親友の心得

親友同士の思い違い。私も学生の頃そうだったなあって思い返したり。なんであの頃はもっと広く大きく物事見れなかったんだろうって思うもん。今の自分も数年後の自分にそう思われるんだろうけど。でもそれがなかったら今の私もいないもんね。物語上のふたりは、もう少し噛み合えばって歯がゆくもなったけど、きっと生きて残された人にはいつか傷じゃなくて糧になる日がくるのかなって思う。

・待ち人の心得

どれも面白かったけど、この結末が一番好きだなあ。未来に向かっていて、キラキラしてる。

 

 いつも最後にAmazonを貼っているのはこうやって記事を書くのが憧れだったからです。なんか、かっこよくない?!って私、形から入る人です。

 

意味のわからなかった言葉調べた。

けれんみ【外連味】とは。意味や解説、類語。はったりを利かせたりごまかしたりするようなところ。

 

ツナグ (新潮文庫)

ツナグ (新潮文庫)

 

 

武道館 / 朝井リョウ

2015/8/10読み終わり。

 

ほらー!もう書いていない…!

1週間に1記事」って1個前の記事で書いたばかりなのに。。でもまだちゃんとこのブログを続けようと今記事を書いていることすら私には進歩。目標「1週間に1記事」に近づけるように頑張ろう。趣味だから無理はしないけど、趣味にしたいから続けたいの。読むの好きだし書くの嫌いじゃないのに中々読まなし書かないんだもんなあ。(書くのが嫌いじゃないになっているのは、文章力がないと自己認識があるから。)

でも本は目標どおり読めてた!なので1記事ずつ追加していきます。

備忘録。あとからこの本読んでこんな風に思ったんだーってなりたい。

 

武道館、買ってからちょっと時間たってしまったけど読み終わった。

最初ちょっと抵抗あったんですよね、私もアイドルファンだし、周りの読んだ人の反応から身に詰まる思いだったっていう感想を見てたから。

 

ざっくり思ったのは、男性アイドルと女性アイドルってほとんど違うものなんだなってことかなあ。たくさん同じところはあるのだけど、本質的に一緒なところと違うところが共存してるのかもって。

キラキラして輝いて見ると元気を貰えるところは同じ。

だけど男性アイドルに対して、ブランド品持ってほしくないなんて思わないし、自分と同等のレベルにいて欲しいなんて思わない。求めるところが違うのかなあ。

女性ファンが多いか男性ファンが多いかの違いもあるのかな。

まず会いたいっていうのがないのかも。ライブ行く=会うだし、握手できるもんならしたいけど、遠い存在でいてとも思う。これは私がそうだからってだけかな。

 

本を親に渡しちゃったから、確実な引用ができないのだけど。(後々したい)

「不平不満を言う人は発することで満足してる、でも共感している人はうんうんって頷いているだけだから。だから対抗する意見ばかりと思ってしまう」

っていうところ。そうだなあって思った。なんであんなにキツイ言葉を書けるんだろう?これを言われて言われた相手がどう思うか考えないの?って思うこと多々ある。意見を述べることは間違ってはいないけど、生産性のない暴言だけを残すのは何も産み出さないのにって。しっかり理由がある批判はグサってくることはあるかもしれないけど、それは糧にすることができるじゃない。(私はグサっときてバタリってなってしまいそうだけど、でも理解はしようとする。)

気にし過ぎちゃダメで、見えないところに味方はたくさんいる。

 

アイドルを目指す女の子、トップを目指す女の子の話じゃなくて、現在のアイドルを取り巻く環境からの現代社会の匿名性の闇について訴えられている気がした。

その標的の的となりやすいのは女性アイドルだもんね。

そんな簡単なことだけではないと思うけど、一番にそれを感じたし、その的となるのは一般の人にもありえるから、その当事者となるのも一般の人だから。

 

だからもういっかいタイプライターズが観たいって思ってはや数週間!

これだから私はーーー!!!!でもいずれ観るんだから。

シゲちゃんは、アイドルの仮面性についても言ってたよね。もっかい観る。

 

武道館

武道館

 

フランス人は10着しか服を持たない / ジェニファー・L・スコット

2015/7/21読み終わり。

タイトルだけはテレビか何かで聞いていて、母も読みたいって言うから買った本です。初めての外国がフランスだったこともあってか、私にとって外国の中で思い入れのあるフランス。超短期留学フランス(1ヶ月)はすごく楽しかったなあ。

 

まず、前回の記事からだいぶ日にちがたっている。がくし。

その間に本を読むこともできていないし、やはりいきなりは中々。自分のペースでとは思ったけど、ある程度目標は決めないと結局やってない状態になっていってしまうかもしれない。「1週間に1記事」最低これを目標にしよう。そして「2週間に1冊」を目標にしよう。貯金はおっけールールで。読みたい気持ち、書きたい気持ちはあるんだけどなあ。思うだけじゃだめなんだよね。

 

私がとても影響の受けやすいタイプだからっていうのもあるかもしれないけど、ああなるほどそっかあと思うことがこの本読んでたくさんあった。

私がこの本で述べられていることを総括するとするならば、つまり私に一番ささったことは「身だしなみはきちんと」「自分を知る」「本読む、アートに触れる、知的な刺激を受ける」「親しき中にも礼儀あり(自分含め)」かなあ。

身だしなみ。そうだよね、自分のテンションのあがる服きてなかったら自分だってつまらない。そうなるようにワードロープから変えていくべき。家を出る前にチェックすることで後からのあっちゃーをなくすべき。ワードロープに自分の大好きな服ばかりってテンションあがるよね。安いから、会社の服だから、で買うのはよくないかも。でも会社用の服こそ一番たくさん着るから自分の気に入るものを着たいって私の気持ちにこの本はあってたんだなと思ったな。

自分を知る。自分に自信を持つ、自分を好きになるっていうことだとも思う。身だしなみというかワードロープにも関わってくるよね。自分が好きなテンションのあがる服を着ていたら好きになるもん。自分が好きになる自分になるためのことは必要だよねっていうかやっぱだらだらは最大の敵なんだなあというか。だらだら大好きなんだけどな。だらだらも「きちんと」取ればいんだよね。だらだらだらだらは一利あって百害なしだよね。肝に銘じる。

本を読む。アートに触れる。教養を身につける。ここでも言われたかってなった。ほんとにね、本読まなきゃいけないなあって思うことたくさんで。知らないことって損だよね。知ることってとても楽しいことだよね。本の中でこのへんに書いてあること素敵だなって思った。そうなりたい。

親しき中にも礼儀あり。私いま一人暮らしだけど。きちんとしたいなと思う。じゃあだらだらいつできるの?って考えてたけど、しなきゃいんだよね、だって自分はいつでも見てるのよ!だらだらは「きちんと」「期限を決めて」しよう。(しないとは言えない私。)

 

あと、ご飯の美味しさは器も含まれているって分かってたつもりだったけど、ああそっかってなった。コレール最強とか言ってる場合じゃないなって思った。いや最強なんですけど。コレールにもいろいろなデザインあるから見ていけばいんだろうけど、どうしても値段と実家から持ってきたもので揃えちゃってばらばら。ちゃんとしたいなって思った。あと盛り付けもね。

そして第一に食事を楽しむ!それだよね。

 

他のところでも見たことあるなあとか私もそうしたい、そうありたいと思ってたってことが事例と考え方ベースで記載されているから、なるほどそっかって余計なるのかも。そして舞台が憧れのパリなんだもん。大切にしたいなあー。パリ行きたい。

しかし1ヶ月だけだけど私もパリにいたけど、一緒にいた人たちいい意味でフランクだったよ?着古したTシャツとか着てたり、でも毎日を楽しんでいたのはすごく感じたかも。そこか。そこだ!

 

フランス人は10着しか服を持たない

フランス人は10着しか服を持たない

 

火花 / 又吉 直樹

2015/7/17読み終わり。

買って読んでみようと思ったきっかけは、加藤シゲアキさんが出演するタイプライターズというフジテレビ系の番組を観たから。フジテレビ系の番組で、MCは又吉さんと加藤さん。初回ゲストは朝田リョウさん。

 

本は全く読んでこなかった。

中学生の頃、図書委員長をやっていたくせに3年間で借りた本の数は7冊。もはやネタ。学生の頃、国語は評論文と漢文で得点を稼ぐ典型的理系タイプで、小説と古典は苦手だった。

小さい頃は、母がたくさん絵本を読んでくれて、「はらぺこあおむし」とか「ぐりとぐら」とか「おひめさまがっこうへいく」とか大好きで自分でも読んでた記憶あるのにな。(ただし全て食べものが美味しそうな話。)

国語の授業でも文章を読むのは嫌いじゃなかったんだけど。続き気になるなあ読みたいなあって思うまでで、実行に移すまでにはいかなかった。(だからまだ「こころ」も教科書掲載分の内容しか知らない。)本を読みたい気持ちだけはずっとあって、なのになんで読めないんだろう、読もうと行動に移すことができないんだろうなあって。いや気持ち次第なんですけどね、うん。

 

だけど、アイドルグループNEWSが大好きで、加藤さん著作の本は4冊とも発売日当日に購入して、当日、遅くても1週間以内には読みきった。読むのは好きなんだよ。

だから私に本を読ませてくれるのは、加藤さんだけで、加藤さんまじすげえありがとうって思ってた。面白かった。(いずれちゃんと感想書きたい~)

シゲ部(SORASHIGEBOOK FM横浜毎週日曜23:00)も聞いてて、雑誌も読んで、加藤さんが読んでる本、気になる本とか読んでみたいな~と思っても行動に移すまでにはまだいかなくて。私の場合、増田さんだったらもうここで動いていたかもしれないが。(やっぱり自担は特別なんでしょう。)

で、タイプライターズ。観たら、俄然「火花」と「武道館」が読みたくなった。熱くて語っている3人に、お互いの作品について語る、お互いの書き方考え方について暑く語っている3人に凄く惹かれたんだろうなあ。加藤さんがいたのが私にとってはやっぱりいちばん大きかったわけではあるけど。

 

そして読んだ「火花」。面白かった。

私はここ最近いやここ十数年で加藤さんの著書しかちゃんと読んでいなくて、こんなに表現の仕方が違うんだって驚きと、素人が何をって感じだけれども純文学、私にはまだイメージ、そして学校で習った知識くらいしかわからないけど、純文学だって思った。言葉が綺麗で、でもそこにいる人間は汚くてでも強く輝いてて、うまくいえないから語彙が足りないんでしょう。

でも一番が、もっと本読みたい!って思ったこと。楽しかった。自分の知らない体験ができる。知らない言葉、言い回しを知ることができる。綺麗な表現がじわって心に響く。

 

ってわけで、自分のメモも兼ねて、読んだ本書いていきたいなって思ってブログを立ち上げました。できることから、なので、目標は決めない。読みたいときに書きたいときに書きたい量を書く。自分が続けられるペースがいちばん大事。

 

火花

火花