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好きを更新

火花 / 又吉 直樹

2015/7/17読み終わり。

買って読んでみようと思ったきっかけは、加藤シゲアキさんが出演するタイプライターズというフジテレビ系の番組を観たから。フジテレビ系の番組で、MCは又吉さんと加藤さん。初回ゲストは朝田リョウさん。

 

本は全く読んでこなかった。

中学生の頃、図書委員長をやっていたくせに3年間で借りた本の数は7冊。もはやネタ。学生の頃、国語は評論文と漢文で得点を稼ぐ典型的理系タイプで、小説と古典は苦手だった。

小さい頃は、母がたくさん絵本を読んでくれて、「はらぺこあおむし」とか「ぐりとぐら」とか「おひめさまがっこうへいく」とか大好きで自分でも読んでた記憶あるのにな。(ただし全て食べものが美味しそうな話。)

国語の授業でも文章を読むのは嫌いじゃなかったんだけど。続き気になるなあ読みたいなあって思うまでで、実行に移すまでにはいかなかった。(だからまだ「こころ」も教科書掲載分の内容しか知らない。)本を読みたい気持ちだけはずっとあって、なのになんで読めないんだろう、読もうと行動に移すことができないんだろうなあって。いや気持ち次第なんですけどね、うん。

 

だけど、アイドルグループNEWSが大好きで、加藤さん著作の本は4冊とも発売日当日に購入して、当日、遅くても1週間以内には読みきった。読むのは好きなんだよ。

だから私に本を読ませてくれるのは、加藤さんだけで、加藤さんまじすげえありがとうって思ってた。面白かった。(いずれちゃんと感想書きたい~)

シゲ部(SORASHIGEBOOK FM横浜毎週日曜23:00)も聞いてて、雑誌も読んで、加藤さんが読んでる本、気になる本とか読んでみたいな~と思っても行動に移すまでにはまだいかなくて。私の場合、増田さんだったらもうここで動いていたかもしれないが。(やっぱり自担は特別なんでしょう。)

で、タイプライターズ。観たら、俄然「火花」と「武道館」が読みたくなった。熱くて語っている3人に、お互いの作品について語る、お互いの書き方考え方について暑く語っている3人に凄く惹かれたんだろうなあ。加藤さんがいたのが私にとってはやっぱりいちばん大きかったわけではあるけど。

 

そして読んだ「火花」。面白かった。

私はここ最近いやここ十数年で加藤さんの著書しかちゃんと読んでいなくて、こんなに表現の仕方が違うんだって驚きと、素人が何をって感じだけれども純文学、私にはまだイメージ、そして学校で習った知識くらいしかわからないけど、純文学だって思った。言葉が綺麗で、でもそこにいる人間は汚くてでも強く輝いてて、うまくいえないから語彙が足りないんでしょう。

でも一番が、もっと本読みたい!って思ったこと。楽しかった。自分の知らない体験ができる。知らない言葉、言い回しを知ることができる。綺麗な表現がじわって心に響く。

 

ってわけで、自分のメモも兼ねて、読んだ本書いていきたいなって思ってブログを立ち上げました。できることから、なので、目標は決めない。読みたいときに書きたいときに書きたい量を書く。自分が続けられるペースがいちばん大事。

 

火花

火花